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研究

二つの転写因子Bach1とBach2に着目し、これら因子が赤血球細胞やB細胞の分化を制御する分子機構(DECODE複合体、DECODE回路)と生理機能を解明します。

Bach2による液性免疫制御

Bach2

Bach1は様々な組織細胞系列で発現するのに対して、Bach2はBリンパ球に特異的に発現し、小Mafと共に抑制因子として機能します(Muto A., et al., EMBO J. 1998)。

Bリンパ球は抗原刺激により抗体産生形質細胞へと分化しますが,この過程では、抗体重鎖遺伝子に体細胞突然変異(somatic hypermutation, SHM)が導入されて抗原に対する親和性が上昇したり、定常領域エクソン部位にDNA組み換えが生じて抗体のクラススイッチ(class switch recombination, CSR)がおきます。これらの反応は、液性免疫にとって極めて重要なものであり、その異常により、免疫不全が生じることもわかっています。武藤哲彦助教らは、この抗体遺伝子多様化にはBach2が必須であることを世界に先駆けて報告しました(Muto A., et al., Nature 2004)。

抗体機能の多様化を指揮する遺伝子プログラムは,その重要性は広く認識されてきたが実体は全く不明です。Bach2は、このプログラムの実行に重要であることが判明した最初の転写因子です。したがって、Bach2の活性制御機構や標的遺伝子セットの追求は、未知状態で残されている遺伝子多様化プログラムの全貌を理解する上でも重要な糸口になると期待して、現在研究をさらに進めています。

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