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東北大学医学系研究科 生物化学分野

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2017年9月19日
肺胞蛋白症発症機構の1つとしてのT細胞と肺胞マクロファージにおけるBach2機能の重要重要性を論文に発表しました

肺胞マクロファージは、二型肺胞上皮細胞で合成・分泌される肺胞サーファクタントを貪食・処理する機能を持ち、肺胞内の肺胞サーファクタントの量を一定に保っています。我々は以前、転写因子Bach2欠損マウスでは肺胞マクロファージの脂質代謝機能が異常になり、肺胞蛋白症を発症することを報告しました(JEM, 2013)。本研究では、Bach2遺伝子欠損マウスでは肺胞マクロファージ特異的な遺伝子発現パターンを失う一方で、脾臓赤脾髄マクロファージや腹腔マクロファージに特異的な遺伝子発現パターンを示しており、ChIP-seqの結果からBach2はIl6を含む多くの炎症関連遺伝子や、SpiCなどを含む脾臓赤脾髄マクロファージ特異的な遺伝子に結合してその発現を抑制していることを明らかにしました。また、これまでBach2は転写抑制因子であると考えられていましたが、Bach2は多くのヒストン遺伝子に結合し、それら遺伝子の発現を促進していることも明らかとなりました。
我々は、インターフェロンγなどのサイトカインが肺胞マクロファージの遺伝子発現異常をもたらすことを発見しました。Bach2はT細胞において炎症性サイトカインの発現を抑制し、一方でそれらサイトカインは肺胞マクロファージにおいてBach2の発現を誘導することが明らかとなり、これらの結果から、Bach2は、肺胞マクロファージにおいて、炎症反応に応答した機能喪失を抑えるguardianとして機能していると考えられました。さらに、抗体を用いてCD4陽性T細胞を枯渇させたところ、肺胞蛋白症が治癒することを見出し、T細胞を標的とした治療が肺胞蛋白症の新規治療となりうることを発見しました。
本研究は渋谷里紗博士(現・呼吸器内科)らによる研究成果で、「The Journal of biological chemistry」にて発表されました。

肺胞マクロファージにおけるBach2の機能

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