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東北大学医学系研究科 生物化学分野

トピックス

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2017年3月10日
細菌感染時の白血球分化におけるBach2とC/EBPβの働きを示した論文を発表しました

私たちの血液中を流れるマクロファージやリンパ球などの白血球は病原体に対する防御を担っており、造血幹細胞や多能性前駆細胞から分化します。これら分化前の未熟な細胞は、細菌感染に応答して細菌を貪食するマクロファージへの分化が優先的になり、獲得免疫であるリンパ球の分化が抑えられることが知られていましたが、その機構は不明でした。今回の研究では、造血幹細胞や多能性前駆細胞において互いに抑制し合う二つの転写因子Bach2とC/EBPβが、マクロファージコロニー刺激因子 (M-CSF)受容体などの遺伝子の発現を調節することによって、リンパ球とマクロファージの分化を制御していることを示しました。細菌感染時の白血球分化の仕組みの一端を明らかにしたこの発見は、感染症の重篤化や慢性炎症など様々な免疫疾患の詳細な理解につながることが期待されます。本研究は伊藤亜里博士(当ラボにて2012年度博士課程修了後2015年3月までポスドク、現東北大学加齢医学研究所遺伝子導入研究分野所属)らが実施した研究成果に基づいており、「Cell Reports」にて発表されました。

細菌感染時の転写制御

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