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参加希望の皆様へ

生物化学分野では、大学院生、博士研究員、学部研究学生を随時募集中です。

五十嵐教授メッセージ

ビッグラボは効率的ではないし,私の目指すところでもない。むしろ,少数精鋭をもっていくつかの本質的な課題に集中し,オリジナルな発見を世界に発信することを目指したい。医学の暗闇をほのかに照らすかがり火(beacon)のような発見,未踏の路を指し示す発見は,私たちにも十分に可能だと考える。遺伝情報発現に関わる新しいメカニズムを発見する。既知のメカニズムの間を結びつける媒介を発見する。そして,疾患をメカニズムの連携とその破綻という視点から統合的に理解する。仲間の持つ「未知のものに対する感受性」を武器に,“篝火をかかげる”ことを目指したい。

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研究室参加希望の皆様へ

生物化学分野では,学部生から博士研究員まで,ひろく研究活動を支援いたします。多様な人材構成となっており,在籍者の出身学部は医学,歯学,理学などです。見学相談等随時対応いたしますので,遠慮せずにスタッフまで連絡をとって下さい。

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学位取得者からのメッセージ

渋谷 里紗 (平成28年博士過程修了)
学位の題名:Bach2遺伝子欠損マウスを用いた続発性肺胞蛋白症発症機構の解明
   私は卒後4年目の平成23年4月に大学院に入学し、一年間の病棟業務の後、生物化学分野の五十嵐先生の下で研究生活を開始しました。当時、同じく医局から生物化学分野に出向していた中村敦先生が、転写因子Bach2遺伝子欠損マウスが肺胞蛋白症を発症するという大発見をされており、私はその研究内容を引き継ぎました。このマウスは、GM-CSFシグナルが正常で、さらに骨髄移植で治るなどの特徴から、続発性肺胞蛋白症のモデルマウスと考えられました。当初、ここは外国なのかと思う程に言語がわからず、討論についていくのも大変でしたが、少しずつ研究の輪郭が見えてくると、基礎研究はとても楽しいものでした。結果が予想できないドキドキ感、初めての現象を見た驚き、期待外れの結果、謎が1つずつ解けていくこと、全てが楽しかったです。引き継いだ論文は2度のリバイスを経て無事に受理されましたが、2度目の返答書をまとめて五十嵐先生がメールで提出して下さった時、私は分娩台の上でした。色々産んだ、研究2年目の7月某日の出来事です。
   産後復帰の後は、それまでの研究を掘り下げて、続発性肺胞蛋白症発症のメカニズムを詳細に解明すべく研究に取り組みました。疾患に直接関与しているのは肺胞マクロファージの機能異常であることは明らかでしたが、その異常が起こる原因を突き止めることが次の目標でした。様々なgenotypeのマウスを使用する実験が必要でしたが、導入して飼育するまででもないマウスの場合は、実験道具、FACS用抗体と萩の月を1セットとし、愛媛大学や京都大学へ出張解析させていただきました。慣れない場所で失敗なく実験するのはなかなかの緊張感でしたが、お世話になった先生方は本当に優しくいい先生ばかりで、また、別の視点から研究の討論をすることができ、とても貴重な経験でした。学会にも何度か参加させていただき、マクロファージの話だらけだったKeystone Symposiaでは、討論が楽しすぎて何年かぶりに鼻血を出してしまいました。今後は研究テーマも変わるかもしれませんが、それが何であっても自分の研究がこれくらい好きで楽しめらたらいいなと思いますし、研究を通じても自分の世界を広げていきたいと思います。
   私が大学院で学んだこと、得たものは、ネガティブデータの大切さ(星は昼間に光らない)、失敗しても諦めないメンタル(私は基本的に打たれ弱い)、実験系における発想の転換(頭にひらめきマークが出てる気がする)、人とのつながりなどなど数えきれず、一生の財産だと思っています。この経験を活かして、これからMD/PhDとしてどうやって満足のいく仕事をし、世に還元していくか考えていかなくてはなりません。これはなかなか難しい目標かもしれませんが、基礎からも臨床からも「中途半端」と感じられることのないような、いい仕事をしていけるように努力したいと思います。
   最後になりましたが、時には厳しくご指導いただきながら、楽しい時間を過ごさせていただいた、五十嵐先生を始めとする生物化学分野の皆様、出向の機会を下さった貫和敏博前教授、一ノ瀬正和教授にこの場を借りて深く感謝いたします。ありがとうございました。
(呼吸器内科同門誌、学位取得報告より)
 

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博士研究員

学術振興会PD申請など,ぜひ相談してください。また研究費からの雇用も検討できます。

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博士課程大学院生

医科学専攻博士課程入学にあたって,大きく二つの選択があります。
1)生物化学分野の院生になる場合は,4年間じっくりと研究に取り組み,トレーニングを受けることができます。
2)臨床系に籍を置いた形での受け入れは,学位論文を目指す場合とそれ以外の形があります。学位論文を目指す場合,希望に応じて2年から4年の期間,生物化学分野で研究活動に参加してもらい,学位論文を作成します。
学位とは関係なく手技トレーニングや技術支援などを目的とする場合は,数ヶ月単位での受け入れも可能です。
また,他大学院在籍者の場合は,指導委託として受け入れ可能です。

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修士課程大学院生

医科学専攻修士課程に入学します。現在、2名の修士課程在籍者がおります。

学部研究学生

医学科の学生は,3年次の基礎配属実習で受け入れます。また,空き時間を利用しての研究参加も可能です。学部の間に研究にふれることは,将来の進路を模索する上でも意義のある経験となるでしょう。
保健学科の学生は、卒業研究指導を受け入れることが可能ですので、相談して下さい。

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研究活動 Q and A

なぜ臨床家にも研究の経験が必要なのか?

医学は科学の進歩とともに前進を続けています。優れた臨床家は,最新の診断法や治療法を絶え間なく勉強して身につけていきます。これは大変な努力と能力が必要とされることです。人生の一時期に研究を行うことは,この「能力」を磨くことにつながります。何故なら,新しい診断法や治療法はこれからも科学に支えられ続けるからです。科学研究を自分で実践し,研究手法と考え方を一度体得しておけば,後々研究から離れても,本を読んだだけでも,講演を聴いただけでも,大概のことはその本質を理解できるようになります。新しい知見の本質を理解した上で自身の診療活動に活用する医師になるのか,例えば製薬会社から言われるままに本質を理解することなく薬を使う医師になるのか,大きな分かれ道と言えます。
大学等で研究チームを率いながら臨床と研究の両面で活躍する場合にも,適切な時期に研究能力を磨くことが必要なのは言うまでもありません。医学の進歩のためには、研究マインドのある臨床家が必要です。イギリスの医師に関する制度改革が問題になっていて、研究する機会の重要性が再認識されつつあります。この問題に関するイギリス人医師の意見、Natureに掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。

臨床から遠ざかることで臨床の勘や技量が衰えないか?

多少、勘が鈍ることはあります。でも技術は鍛錬すれば追いつくはずです。 それよりも臨床の場で何がもっとも大切なのか?それは言うまでもなく診断です。当たり前のことですがいくら医療技術にたけていても診断が間違っていたら全く意味がありません。基礎講座は、実験を通して論理的なものの考え方を学ぶところです。これまでの受験勉強的思考とは全く異なります。論理的にものを考えることができるようになるということは臨床において診断学の向上をはかる事と同じです。遺伝子工学、分子細胞生物学の進歩で疾病が分子レベルで語られる時代です。真の臨床家をめざすのであれば大学院での基礎学問の修練は必要不可欠ではないでしょうか?

生活していけるのか?

大学院での生活面は、今では数多くの奨学金制度が充実してきていますし、学生や博士研究員の生活は昔に比べて随分良くなってきています。テイーチングアシスタント、リサーチアシスタントといった研究をしながら給与がもらえるシステムもあります。もちろん応募した人すべてがもらえるものではありませんがしっかりとした研究テーマがあれば採択されるチャンスは大いにあります。この申請書作成が大変勉強になります。もちろん我々スタッフは完全バックアップをいたします。

大学院修了後の進路は?

まず,科学研究の世界に挑戦するのか,あるいは臨床や企業などを活動の場とするのか,方向性を決める必要があります。前者を選ぶ場合,大学院修了後の進路には、幾つかの選択があります。同じ研究室にポスドクとして残るか、あるいはテーマを少し変えて国内外の他の研究室にポスドクとして移るかなどがあります。もちろん大学院修了後にすぐに助手になるケースもあります。いずれも一長一短で、研究の継続性という意味では同じ研究室で研究をしたほうが知見を積み上げていくという実感がもてる点で良いでしょうし、反面、科学者としての幅を広げる点でデメリットがあるかもしれません。国内国外でテーマを変えてポスドクをする場合は、研究者としての幅が広がる点がメリットでしょう。大事なことは、たとえ最初は与えられたテーマであっても、そのテーマに取り組んでいるあいだに科学者としてのしっかりとした基礎を積み上げ、独自性を育むことです。

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